
補聴器の補助金や安く買う方法はないのかと稲敷市にお住まいの方に聞かれました。無条件に誰でもと言うわけではありませんが、補聴器購入時に使える公的な補助制度や自治体や行政独自の助成制度や割引制度がありますので、少しでも安く補聴器を購入する方法としてご説明します。
主な補聴器の補助制度や助成制度
制度により対象となる人の条件がありますが、補聴器を購入する時に使える公的な補助制度や助成制度を挙げてみます。
・障害者総合支援法による補聴器の交付制度
・市町村などの自治体による助成制度
・県や市による行政サービス
障害者総合支援法による補聴器の交付制度
障害者総合支援法の制度による補聴器の交付を受ける方法です。
これは聴覚障害で身体障害者手帳を持っている方が対象となりますので、難聴の程度が身体障害者の基準に適合する場合は障害者手帳の交付の手続きをし、その後に補聴器の交付手続きを受けます。
障害者総合支援法による補聴器交付の手続きの方法についてはこちら
手続きは各自治体によって異なる場合がありますよ。
市町村などの自治体による助成制度
障害者総合支援法と違って市町村など自治体独自の助成制度というものもあります。
稲敷市の場合は「軽度・中度難聴児補聴器購入支援事業」というものがあります。
これは、障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度難聴の児童に対して、補聴器の購入費の一部を補助してくれるものです。
ただし条件がありますので次の(1)~(5)全ての条件に該当する児童が補助の対象になります。
(2)両耳の聴力レベルが30デシベル以上70デシベル未満で、身体障害者手帳の交付対象とならないこと。
(3)補聴器を装用することで言語の習得等において一定の効果が期待できると(一社)日本耳鼻咽喉科学会が指定した精 密検査機関の医師または身体障害者福祉法15条第1項に規定する医師が判断した方であること。
(4)児童の属する世帯中に市民税所得割の額が46万円以上の方がいないこと。
(5)児童の補聴器購入について、労働者災害補償保険法などの他の制度の助成を受けられないこと。
詳しい内容・申請につきましては、社会福祉課 障害福祉係までお問い合わせしてください。
県や市による行政サービス
補助金や助成金とはちょっと違ってしまいますが、補助・助成制度ではなくて県や市町村単位で行っている行政サービスを利用する方法もあります。
茨城県では高齢者福祉施策の一つに「いばらき高齢者優待制度」というものがあります。
これは高齢者を対象に優待カード(いばらきシニアカード)を配布し、高齢者を地域・企業・行政が一体となって支え合う社会構築を目指すものです。
この「いばらきシニアカード」を持っていると協賛店でさまざまな特典が受けられますので、協賛している補聴器専門店で購入すると割引サービスなどがありますよ。
お住まいの市町村の高齢福祉担当窓口などで配布していますので、保険証など住所・氏名・生年月日が確認できるものを持って伺ってください。
関東補聴器は水戸店・土浦店・古河店と茨城県内3店舗がシニアカード協賛店になっています。

まとめ
補聴器の購入に役立つ補助金制度や助成金制度について説明しましたが、お住まいの自治体によっても違いがありますので問い合わせいただければご説明させていただきますので気軽に関東補聴器土浦店に問い合わせください。